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問題だけど、問題ないブログ

いつもご機嫌、意地でもご機嫌。機嫌さえよければ当面問題ないんです。知らんけど。

【流し読み感想】偏愛力 〜人付き合いがうまくいくコミュニケーションの基本50〜

おススメ

 

偏愛力 〜人付き合いがうまくいくコミュニケーションの基本50〜

偏愛力 〜人付き合いがうまくいくコミュニケーションの基本50〜

 

 梅田の蔦屋書店でこんな本を発見しました。

「偏愛」という自己中心的なイメージを持つ単語で、どうやってコミュニケーションを語るのかと興味がわいて、さっそく座り読みしました!
 
著者は明治大学教授の齋藤孝さん。
著書が多すぎて疑いの目で見てしまいますが、なぜか読みたくなる謎の作家さんでもあります。
身体論とかもおもしろいですよ~。
 
タイトルにある「偏愛力」とは「何かを半端なく好きになる能力」のこと。
それがあるだけで絶対的な自分の軸が持て、人間関係もスムーズになると説かれています。
 
前半は納得できる箇所が多かったです。
 
一つの物事にのめり込むことが自信になる
本当に好きなものがあれば、困難に立ち向かう力になる
偏愛した本が血肉になる
 
偏ったものの捉え方こそ個性なのに、嫌われることを過度に恐れて無難なものしか受け入れられない人が多いという記述には、とても共感しました。
友達と盛り上がるためだけに音楽を聞く(見る)人とか、人気のある/なしでしか映画を批評できない人とか。
苦手です。気の毒。
何を隠そう、わたし、過剰な偏愛派なので。隠れてないですね。
 
好きになったものには耽溺したいじゃないですか。
わたしの場合、上方落語を聞きだすと何時間でも、それこそ膀胱炎一歩手前まで集中モードに入ります。
でもってしゃべり方が昔の大阪弁になりまんねん。あきませんわ(-"-)
 
偏愛するものに日常生活まで浸食させて喜ぶタイプなので、猫をかぶってなければ変人扱いです。
こんなスタンスを肯定する本って中々ないと思います。
わたしよりもっと偏愛力が高い人の実例が山ほど乗っているので、読みながらニヤニヤしてました。
熱いですよ~。
 
ただ後半、偏愛力をどのように人間関係に生かすかの段階になると、急に勢いが落ちるんです。
「人の話をよく聞こう」「自分から情報を明かそう」とか、ありきたりなものばかり。
挙句の果てに「偏愛マップ」なるものを交換して、共通点を見つけて盛り上がろうって。
それ、もともとコミュ力高い人にしかできない技ですから(´Д`)
 
まあそうだよね。
何かを突き詰めるのと、良好な人間関係って関連性ないですもん。
コンセプトからしてずれてます。
まだ「一流の~」か「成功者は~」という切り口のほうが自然だったんじゃないかと思います。
 
結論に不満はありますが、「偏愛」というバランスを欠いた性格をポジティブに捉えることのできる、気持ちのいい本でした!
おススメ度は★★★★☆。
軽い気持ちで読めますよ。
 
ちなみに最近、水木先生の「悪魔くん」が偏愛対象に入りました。
子供の頃以来のリバイバル偏愛です。
百目ちゃんあざときゃわいい(*´ω`*)